2本、まちみらい公式noteを書きました。(内容は連続しています)
【経験知≠経験知】
結局、計画づくりの無限ループをしていてもまちは変わりません。そのことには薄々気づいているはずです。
大切なのは実践でしかありません。
実戦とは短絡的に公共施設を減らすことではありません。それは「公共資産≒負債」と捉えた旧来型行財政改革の「財政が厳しいから人・モノ・コストを減らせば良い」の発想でしかなく、失望した動ける人から流出していく負のスパイラルにしかなりません。
公共資産は市民生活を豊かにしたり、支えるために貴重な税金を投下して整備したはずです。
(中略)
行政は驚くほど非合理的な組織、行動原理、意思決定プロセスとなっています。
理想的なプロジェクトをやろうと思っても、部長や市長のハンコをもらうためには70〜80点での妥協を求められたり、市民や議会の理解を得るためにはバーターで違うものを差し出したりしなければなりません。でも、そこでしかそのプロジェクトが落ちないのであれば、そこで落としてでも前に進むのが行政としてのリアルな生き方です。
ただ、何でもかんでも簡単に譲歩したり、相手の要望を受け入れたりしているだけではプロジェクトの質が低下し「やらない方が良かった」となってしまいます。
このあたりの感性を磨いたり、そのまちならではの「リアルな抜け道」を見つけていくためには経験知が必要となってきます。
====続きはまちみらい公式note====
https://note.com/machimirai/n/nfb080b53f206
【既成事実化】
15年間の公務員生活で企画部門に3年間在籍したり様々な条例策定や各種計画、リアルなプロジェクトに関わらせてもらうなかで、行政としての意思決定や政治判断を多く見てきました。
公務員になる前や最初に配属された建築指導課(の最初)の頃、行政の政策決定はまちの将来を左右するのでシビアなプロセス、プロの経営判断などの元に行われていると勝手に思い込み、遠い世界のことだと漠然と考えていました。
しかし、実際の政策決定のプロセスや会議の議論は経験してみると「意外といい加減」なものだったので、これだったら自分にもいろんな政策・プロジェクトができるだろうと確信するに至りました。
これまで多くの自治体に支援業務やいろんな形で関わってきた経験上、これは流山市だけのことではなく、程度の差はかなりありますがどの自治体でも似たようなことが繰り返されています。
===続きはまちみらい公式note===
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