弊社で支援させていただいている久米島町でバーデハウス(海洋深層水を活用したスパ)の再生に向けたプロポーザルが2022年4月8日にはじまりました。

バーデハウス久米島再生に関する民間提案

この案件のポイントはまちみらい公式noteでもまとめていますが、町の職員によるワーキンググループで久米島町のポテンシャルやバーデハウスの抱えていた課題などの抽出・整理からはじめ、再生に向けたビジョン・コンテンツを自分たちで整理していくプロセスでつくりあげています。

更に、3期にわたるサウンディングで市場性を確認しながら「町のやりたいこと」と「民間の投資できるところ」をマッチングして徐々に諸条件を詰めていきました。

その結果、なんと要求水準書は表紙も合わせてわずか4ページのみです。通常、同様の案件では100ページを超えるような仕様になるかもしれません。しかし、この案件では応募を考えている民間事業者の皆さんと徹底的なサウンディングを繰り返すなかで「町の意図が伝わっている」ことと「民間がどのような提案を考えているか見えている」状態となっているため、あえて書かなくてもわかっている状態、つまりPPPの大原則でもある対等と信頼の関係が構築されているのです。

更に特筆すべきは町が自主的に作成したPR動画です。1分42秒のなかにこの案件の凄みが詰まっています。

バーデハウス案件に関するPR動画

まちみらいの「現場重視・実践至上主義」の考え方が凝縮されたこの案件、ぜひご期待ください。また、このようなクリエイティブな形で進めたい自治体の皆様もお気軽にご連絡をいただければと思います。

(まちみらい公式note)
バーデハウス久米島再生プロジェクト_公募開始

PPP/PFIに取り組むときに最初に読む本(学陽書房)

2022年度PPP入門講座(日本PFI・PPP協会)

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